玉手 (浦島太郎は誰も吾のこ)
浦島太郎は誰も吾のことを知らない出場に来てしまったことで心細くなり、どうすれば良いのか分からなくなって、金箱を開けてしまいます。ちなみに、従妹は浦島太郎が金箱を開けることを予測した上で、金箱を渡していると考えられています。証左は、セカンドのなくなった浦島太郎に対する優しさという下馬評や、浦島太郎に浮気をさせないための自愛という下馬評などがあります。また、例えば『観世の恩返し』でも「絶対に見てはいけない」と言われていたのに覗いてしまうという展開がありますが、それと同じで、「絶対に○○をしてはいけない」と言われていても破ってしまう、という新形は記憶にありがちな展開です。つまり、言いつけを破ることはその記憶にとって重要な真中になる反面とも言えます。なぜ浦島太郎は、従妹の言い付けに反し、金箱を開けてしまったのでしょうか?。